ブラジルセリエB 第12節：熱戦のドロー、番狂わせ、戦術バトル

ブラジルセリエB：南米サッカーの知られざる戦術舞台

プレミアリーグからラ・リーガまでのデータを分析してきた筆者が注目するのは、ブラジルセリエB。昇格を賭けたハイステークスな試合が繰り広げられるこの20チームのリーグは、1971年の創設以来、トップリーグにも劣らないドラマを生み出しています。

第12節ハイライト：データが語るドラマ

特に注目だったアヴァイの3試合:

• 6月17日: ボルタ・レドンダに1-1 (xG 1.4 vs 0.8)
• 6月21日: パラナに1-2で敗戦(支配率58%)
• 7月14日: アトレチコ-MGに0-4で惨敗

カウンター攻撃に弱い守備が露呈し、3試合で7失点。

ボタフォゴ-SPは守備組織が光った:

• シャペコエンセに1-0勝利(xGA僅か0.6)
• その後3試合連続無失点

彼らの「4Guarda Costeira」システム(コンパクトなローブロック)が功を奏しました。

常識を超えた統計的事実

• クリシウマは2試合で支配率40%未満ながら勝利
• パイサンドゥはクルティーバ戦で5得点(xG3.7) 豆知識: Amazonas FC対ヴィラ・ノヴァ戦ではボールインタイムが52分のみ

昇格争い最新状況

上位3チームが22ポイントで並び、1位と10位の差はわずか6ポイント。予測モデルでは、アヴァイ戦で4得点したアトレチコ-MG(最近降格)の昇格確率68%。

次節注目5試合

1. 7月20日: Amazonas FC vs Botafogo-SP - アンダードッグは堅守を破れるか?
2. 7月21日: ミラソウ vs CRB - プレーオフ争いの直接対決
3. 8月3日: グァラニー vs サンパイオ・コレーア・ダービー - 常に火花散る一戦

プロからのアドバイス: 週中開催での疲労管理要因に注目すべし。